空を見上げて 標的5 その3 そして戻ってきたと思ったら、手に何か長い棒みたいなのを持っていた。 あのスーツケースって四〇元ポケットなのかな… そう思ってしまう長さで、100pはありそうだ。 しかもよく見るとその棒は竹刀らしい。 私の足元まで来るとこちらを向いて口を開く。 「もともと、ツナの家に誘ったときからお前を鍛えようと考えていた。そっちから言ってくるなんて嬉しい誤算だったな」 そう言い“ニカッ”と笑う。 『それじゃあ…!!』 「あぁ、お望み通り鍛えてやる。そのかわり、しっかり付いてこいよ」 そういった最強のヒットマンは悪魔の笑みを浮かべていた。 〜標的5 END〜 [*前へ][次へ#] [戻る] |