空を見上げて
標的3 その2
『いくら私が高1にしては背が低いとはいっても、中2に頭を撫でられてもな…』
次の瞬間、約一名を除いて目を丸くした。
「こっ、高1ーー!?」
「なっ!?」
「高1スっか…」
「はひっ!?」
「高1ですか…」
因みに上からツナ、獄寺、山本、ハル、京子だ。
いやいや、ちょっと待ってくれ君たち。
確かにこの中ではリボーンの次に身長低いけど…
心の中で半分泣きながらいつの間にか私の頭から手を離した山本と、口をポカンと開けている獄寺を見た。
『そこの二人や私みたいに身長は年齢と比例しないんだよ。ま、まあ…私は特に低いのだけど。あと、年上だけど敬語禁止。堅苦しいの苦手なんだ。』
そう微笑んだのだが、言い忘れを思い出して慌て言葉を繋ぐ。
『そう言えば自己紹介がまだだったね。私の名前は桐谷 柚。宜しくね。』
私は皆に向かって再び微笑んだ。
その時、リボーンが怪しい笑みを浮かべていたのを私は知る由もなかった。
〜標的3 END〜
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