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逆言遊び武田編余談


「佐助、どうかしたのか?変だぞ」
「ん?旦那おっきくなったよねー。俺様大感激って思ってた」
「何だそれは」

今の幸村を片手に抱き上げるのは無理だろう。
腕力の問題でなく、純粋に嵩の問題だ。

「旦那さぁ、逆言遊び好きだったよね〜。やろうって言う割にヤダとか嫌いって言われると泣き出しちゃってさ」
「むっ、昔の話であろう!!」

真っ赤になった幸村を見て、佐助が笑う。


「久々にやる?逆言遊び」


軽い気持ちで誘ったのに、幸村は重くかぶりをふった。
「…………いや、やめよう」
「ありゃ」
「こっ、言霊というものがあるであろう!!無闇にそういうことを言うのは……」
ごにょごにょと言いよどむ幸村に佐助は首を傾げる。
「き、嫌いだのと言って、そうなったらイヤであろう!!」


佐助は破顔して、成長した子供を抱き締めた。

「旦那ちょースキ。愛してる」
「は、は、は、破廉恥いぃいいいいぃぃっ!!」








成長しても変らない愛らしさがそこに











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あきゅろす。
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