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隣のS様 1 (27+59+69)
確かにSな人が好きって言ったけどそれは何か間違ってます5題by確かに恋だった

1.今度からブタ野郎って呼んでいい?








「………何をやってらっしゃるんですか?」


精一杯の努力で、何とか一直線に回れ右しそうになるのを止めた。




「やぁ、隼人。何?報告書?」
「えっ、えぇ……」
目の前の光景に思わず頬がひくつく。
これは何だ。何かの悪い夢か。
幻覚だ。きっとそうに違いない。
目の前の我らがボスはいっそ爽やかなほどの笑顔だった。

「そう、ありがとう」

綱吉の忠実な右腕もとい下僕はその完璧な微笑みに見事撃沈した。
言えない。
なんでそんなことになっているんですかなんてとてもじゃないが言えない。


獄寺はきつく目をつぶり、目の前の光景を全力で見なかったことにした。
あぁ、知ったことか。
例え偉大な我らが十代目が見慣れたパイナップルヘアーを四つん這いにさせて人間椅子にしていようが、自分の忠誠は変わらない。
そう自分を納得させる。
霧の同僚の恨みがましい目とは絶対に視線を合わせない。

一呼吸置いて、獄寺はいつもの通り綱吉に一礼した。
「こちらの書類は明日の朝までにお願いします。」
「うん」

再び一礼して部屋を出て行こうとした獄寺の背に、綱吉のおもしろそうな声がかかる。
「隼人ってホントにヘタレわんこだよね」
「は?」

「今度からブタ野郎って呼んでいい?」

蒼白な顔になった獄寺に、骸が憐れみの目を向けた。





――――――――――――――
「冗談だよぉ」
「「嘘ですよね?」」

ツナさんはドSに成長しました。
ちなみにむっくーをいぢめてるのはヘマしたお仕置です




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