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只今のお礼文はお題サイト「確かに恋だった」から『おかしなことをサラッと笑顔で言ってみる5題』です。
下ネタ系ギャグで若干のキャラ崩壊……



1.ミニスカートは好きですよ、脚が見えますし。



駅のベンチで電車待ちをしていると、見るともなしにおねーさん方の足が視界に入る。

「そーいえばさー」

「はい?」

視線すら動かさずに綱吉が呼び掛ければ、隣りにいた骸も、前を向いたまま答える。

「MMとかクロームとかみんなミニスカートだったよねぇ」

「そうですねー」



「…………もしさー、千種さん犬さんが女の子だったらさー」

「ミニスカをはかせますね」


「あーやっぱり?」


「えぇ。綺麗な足は晒すべきですね」


「そっかー」







「あ、電車来た」


2.興奮しますね、もちろんそういう意味で。



「わっ、ぷ!」


「あちゃー。やっちゃったのなー」

「う〜」

アイスティーに入れようとしたミルクをご馳走になった綱吉は、びちゃびちゃの手をうんざり見つめる。

忠実な自称右腕は既に濡れ布巾を調達してきて騒いでいる。

「うーもったいないことした」

こういうミルクってそのままだと美味しくないんだよね。

ぺろりと手についたそれを舐めてみた。


「う〜…マズ」



その光景を見ていた親友はニコニコ笑顔だ。

「いやーいいと思うのなー。そういう意味で」




「え?」



「テメェこの野球バカはてろおぉぉっ!!!!」








3.そんなに泣かないでください、理性が保たなくなる。



リボーンのねっちょりスパルタ指導後、ふらふらふらふら歩いて帰ってきた綱吉は、自宅のリビングを覗いて目を見張った。

「ディーノさん!」

「よっ、ツナ!ってボロボロだなぁ」

「わぁんディーノさぁん!!」

綱吉はほぼ反射的に兄弟子の胸に飛び込んだ。



あらかた泣いた綱吉は引き寄せたティッシュで洟をかむ。

「ずみばせん…」

「気にするなよー。これでもイタリアーノだしな」

「……イタリア男は泣いてる女性をほっとけないとかですか?」

「ん?オレはそういう付け込むようなことはしないぞ?せいぜい慰めながらちょっと妄想するぐらいだな」


「……………」




綱吉は沈黙したまま3歩分下がった。











3.そんなに泣かないでください、理性が保たなくなる。



リボーンのねっちょりスパルタ指導後、ふらふらふらふら歩いて帰ってきた綱吉は、自宅のリビングを覗いて目を見張った。

「ディーノさん!」

「よっ、ツナ!ってボロボロだなぁ」

「わぁんディーノさぁん!!」

綱吉はほぼ反射的に兄弟子の胸に飛び込んだ。



あらかた泣いた綱吉は引き寄せたティッシュで洟をかむ。

「ずみばせん…」

「気にするなよー。これでもイタリアーノだしな」

「……イタリア男は泣いてる女性をほっとけないとかですか?」

「ん?オレはそういう付け込むようなことはしないぞ?せいぜい慰めながらちょっと妄想するぐらいだな」


「……………」




綱吉は沈黙したまま3歩分下がった。





4.誘っているように見えたので、つい。



「クフ、相変わらずバイオレンスですねぇ」

「何だ来たの?」

制裁を食らった哀れな被害者を踏み付け、雲雀が振り返る。

「君の加虐趣味も大概にしないと」

「フン、群れてるこいつらが悪いんだよ」


路地裏会議の様相を呈してきた二人の背中に、ぎゃあ!という悲鳴が掛かった。

「おや」

「ん」

「ひひひひばりさん、と骸!?」

草食動物そのままに鞄を抱えて怯える綱吉を骸がからかう前に、雲雀のスイッチが入った。


「今日も随分な態度だね。……噛み殺すよ?」

「とか言いつつ頬に手をかけるのはやめて下さい本当にッ!!!」



(あー確かに加虐スイッチが入るようないい怯えっぷりでしたもんねー)





5.好きなんですあなたのことが。だから、いいですよね?




「欲求不満だ…」

「…………………知りません。」


あーダメだーの後にお茶の間に流せないような赤裸々な欲求を吐露した白蘭には、入江のツッコミは徹頭徹尾届いていない。

「あーホント、ちょっとピ―――してピ――を、」

「頼むからその口閉じてて下さい!!!」


ぐだぐだ机につっぷしていた白蘭が、いきなり立ち上がる。


「………なんですか」



「そうだ、綱吉君とこに行こう」






「は、はあああぁあぁぁあぁぁぁ!?」

「え。大丈夫大丈夫。実際にはやらないよー。多分」


多分て!!

その間に白蘭は疾風の速さでドアの前に立っていた。

「じゃ!」



軽快な足取りで出て行く白蘭を呆然と見送ったあと、入江は沈痛な面持ちでボンゴレファミリーに電話をかけた。





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