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君、限定。
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「キスマークでも付けたら、アイツも驚くかな?」


「っ…え、」

「付けてみよーか」

クスッと歪んだ笑みで俺を見下ろした。

「だっ、ダメ…だっ!やめろっ、」

逃げようと抵抗するが力を入れ俺を逃がさないよう阻止する。

「イヤ?そんな顔されると、もっと酷い事したくなるなぁ〜♪」

楽しそうに笑うコイツの表情が恐怖に感じた。

「なら、早く名前教えてよ」

コイツの唇が鎖骨に触れる。
このままじゃ本当に痕を付けられてしまうっ…!

俺は慌てて自分の名前を言葉に出し教えた。


「…っ、ふ、まっ…」

「え?聞こえないよ?」
唇が鎖骨に触れると同時に吸い付こうとしている。

ヤバい…っ、そう思って大きな声で言った。


「っま、…風真だよっ…!」

張り上げて言うと、奴の吸い付こうとしていた唇が離された。


「へぇー。風真って言うんだ」

「教えただろっ…!!いい加減退けよッ…」

すると、再び鎖骨に吸い付いた!

「やっぁ―!!何ッ…してっ!!」

唇を尖らせ皮膚を強く吸い付き引っ張られる。
その痛さに俺は声を出し抵抗するが離す事は無く痕が付くぐらいに引っ張った。





「でーきた。ほら、俺のだってマーク付けたよ。風真さんの身体に」

満足そうに奴は笑った。

「っ、けんな…よっ」
俺は怒りで震えが治まらない。

名前を教えたのに止める事さえもせず、当たり前かのように呼び捨てで偉そうに物事を言うコイツを殴ってやりたいと思った。

「ふざけてないよ。見てよ、コレ。さっきよりも大きくなってるよ?」

目線を辿ると先程よりも大きく膨らんだ俺のペニスが目に映る。

恥ずかしさで体温が上昇し動悸が速くなる。


「下着の中じゃ苦しそうだよ?出してあげようか」

奴は下着に手を掛け中から俺のモノを取り出そうとしている。

「やめろっ…!!さわっ、…ンッぅ、」

「触って欲しいクセに。恐そうな面しといてよく言うよ。今の自分の顔がどんなのかって自覚した方がイイよ?」


今の…自分の…顔?

分からない。
見た目通りの強面な表情が、どう見えてるかなんて―…。

誰も怖くて近寄らない顔を…。





「こんな顔されちゃあ、さっきの店員も惜しくて手放せないよなぁ〜?」

「さっき…からっ、意味…分かンッ…ねぇっ…事、言いやがっ…て!」

「だーかーら、その顔が欲情させるんだって。そんな顔されたら止まんねーよ?」

奴は舌なめずりをし、俺に微笑みかけると、一気に下着とスラックスを脱がした!


「…なぁっ―…!?」

一瞬の行動に呆気にとられていると両脚を大きく広げられ、その間に身体をねじ込んで来た!

「あーあ。ココもヒクついちゃって。どんだけ淫乱なんだよ、アンタ。ますます俺好み♪」

「ひぃっ…うッ…ンッ!!」

アナルに指を遣わし指先で弄り回す。


「チンコの先からもヤラシイ液溢れてるし。ちゃんと気持ち良くしてあげなくちゃね」


ずぷっ―…!!!!



「ふっ…ンッぅ…!!」

いきなり口の中に人差し指と中指を突っ込まれ口内を好き勝手に動き回す。

「慣らさないと痛いでしょう?ちゃんとおしゃぶりしなきゃね、風真さん?」

「ンッ…ぁっ、…ふっン…ッ」

ぴちゃぴちゃ、と指に唾液が絡み合い卑猥な音が耳に響き渡る。


「もういいかな。」

「ンッ…ぁっ…!」

指を引き抜くと透明な糸指に絡み伝う。


「あー、やべ。堪んない。」

片足を大きく持ち上げられ下半身が丸出しで恥ずかしい格好にされた!

「やっ…ァめぇっ…!!」

「いい眺めだよ。風真」



ずぷぷぷッ…―!!!!



「ンッ…やぁっ…―あぁッ…!!」

濡れた2本の指が鋭く中に挿って行くっ!!

ずぷぅッ…―!!

指の根元まで奥深く侵入し、俺は声を上げ身体がビクビクと震える。


「スゲー中まで挿ってく。アンタのチンコも気持ち良さそうに天を向いてるぜ?汁垂らしながら」

「いっ…やぁっ…!やめろっ…!!」

「止めないよ。あんな奴に抱かれた事を忘れるくらい俺で上書きしてやる!」

今度は指をバラバラに動かしながら強弱を付け中を擦る。

気持ち良くて自然と腰が浮き、もっと刺激を求める。

「あっ…ぁぁッ…ンッ!!」

指が激しく出し入れするたびに、快感が押し寄せてくる。

自分には、光さんと言う恋人がいながら、こんなナンパ野郎に犯されて喘いでいる自分に嫌気がさす。
なのに、身体は奴を嫌がっていない…。
嫌がっている所か、奴を欲している―…。

何でッ!?
無理矢理犯されているのにッ…!!



「そろそろ指だけじゃ物足りない?俺の欲しい?」

その言葉に全身がゾクゾクと震えた。
確かに、指なんかじゃ物足りない…。

もっと、強く激しい快感を求めている。

だけどッ…!!

このままじゃ、ダメだ!

光さんともまだ別れて無いのにっ…!
いくら光さんが浮気性でも、さっきレジで俺を助けてくれた…っ。

――俺は裏切りたく無いッ…!!









「ざけッ…んなよっ!!さっき…からっ、やりたい放題…しやがって!」

足をジタバタと動かし対抗する。
逃げなければと思う程焦りが募っていく。

「アンタの彼氏もやりたい放題してんじゃん?だったら俺らも好きにしていいだろう」



確かにコイツの言う通りだ…。
光さんだって好き放題遊んでる。
好きな時に浮気して、好きな時に俺を犯す…。
それでも俺は光さんが好きだったから全てを許していた――。

でも、自分を愛していないと分かった。
だから別れ話を持ち出したんだ…。
なのに、別れようとはしてくれなかった。

何で…?
俺なんか遊びにもならないだろ?
こんな見た目だし、いい所なんて一つも無い…。
それなのに、コイツから俺を助けてくれた。

まだ…未練が残っているかもしれない…。
少し優しくしてくれただけなのに――。









「ッ…ぁっ!?」

黙って考え込んでいると、いつの間にか奴のペニスが俺の秘部に触れていた。

「俺に抱かれてんのに、まだアイツを想ってんの!?そんなにアイツがいいなら俺しか感じない身体にしてやるッ…!!







「早く俺のモノになりなよ、風真」








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