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(三成+元親/学パロ)
「あの石田にカノジョが、出来たって聞いたからよ」

目の前に不良がいます!助けて三成くん!
時は四限目が終わってすぐ、三成くんは竹中先輩に呼ばれて行ってしまった為私は大谷さんとご飯でもと思って図書室に向かっていたところ声をかけられたのだ。

「おめぇがユエか?」
「はい?」
「石田は一緒じゃねぇのかよ」
「三成くんは竹中先輩に呼ばれてしまいました、貴方誰ですか?」
「ああん?俺を知らねぇのか?」
「私は平凡な生徒ですから、不良の方とは無縁なので」
「長曽我部元親だ、家康と知り合いの癖に知らねぇとはな」
「家康くんと知り合ったのもつい最近です」
「石田は?」
「三成くんとはクラスメイトなんですが、親しくなったのはつい最近です」

長曽我部さんは肩を落として溜め息ついた。失礼な人だわ。でも怖いから私はお弁当を抱き締めて長曽我部さんを見上げた。そうしたら、いきなりいい目をしてやがるとかなんだとか言って私の頭をワシャワシャと撫でた。案外いい人なのかもしれないが、女子の扱い間違ってると思います。少しだけ怖くて膝が震え、髪がボサボサになっても私は動けないでいた。

「長曽我部、何をしている」
「あ!み、三成くん、用事終わったの?」
「ユエ?長曽我部、貴様ァ」
「あ、わわっ!私はなにもされてないよ、大丈夫だよ」

今にも殴りかかりそうな三成くんを必死に止めれば後ろの長曽我部さんが豪快に笑った。何事かと振り替えればまだ可笑しそうに笑っている。

「ユエ、ねぇ」
「何がおかしい」
「いンや、凶王と呼ばれたお前さんがね、カノジョ作るとは思わなかったからよ」
「ユエに手を出してみろ、貴様を残滅してやる」
「おー怖い怖い。じゃあ、邪魔したなユエチャン。またな」
「二度と顔を見せるな」
「またね、長曽我部さん」

知り合いが増えることはいいことだと思う、三成くんは怒ってはいるが照れ隠しのようにも見えた為、またねと言ったのだ。それに関して三成くんは何も言わなかった。

「長曽我部さんは先輩?」
「上履きの色を見なかったのか、同級だ」
「またお話をしてもいい?」
「好きにしろ、ただ目立つ真似はするな」
「はぁい!」

友達増えるね

三成くんのおかげかな、えへへ


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