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(慶次)*
インターホンが鳴ったから扉を開けると、来ちゃったなんて小首を傾げた彼がいた。

特別、約束はしてなかったし来ちゃいけないという制約も私たちには存在しない。何事かと思っていると「会いたかったから」なんて彼は--慶次は笑った。

「どーぞ、外は寒いでしょ?」
「ありがてぇ、さんきゅ、ユエちゃん」
「はいはい、もう来るなら連絡ぐらいしてよね」
「携帯忘れちゃってさ、ははっ」

また女のところに忘れてきたのか、乾いた笑いにそんな気がした。いいのかと問えば「明日にでも取りに行くさ」と意外にもあっけらかんとしていた。

「けぇちゃん、手冷たいね」
「暖めてくれよ、ユエちゃん」
「仕方がないなぁ、ほら、おいで」

ソファに座れば、まるで犬のように抱き付いてくるからギュッと抱き締めてやったのだが、包み込む、というよりも私が包まれているような気がしてならなかったが慶次が満足そうに笑うからまあいいかと抱き付いていることにした。

「何があったか聞かねぇの?」
「聞いて欲しいの?」
「………」
「別に、今はいいじゃん?ねぇ、シよ?」
「ユエちゃんには敵わないなぁ」

聞いてあげられるような立場かと問われれば私たちは友達だからそれもいいだろう。でも今の慶次は聞いてほしくないような、忘れさせて欲しいような雰囲気があった。だったらオトモダチとして相手をしよう、そして終わってから聞いても構わないだろう、まだ時間があるのだから。

「脱がせて」「はいはい」
「けぇちゃんも脱ぐんだよ」「はぁい」

クスクス笑いながら二人で脱ぎあいっこした。立派な筋肉に触れれば瞼に口付けを落とされる、一瞬見た慶次は泣いてしまいそうだったため私は目を閉じることにした。

「ん、んん」
「ユエちゃん、暖かいなぁ」
「けぇちゃん冷たいから暖めてあげてるんでしょ、早く暖かくなりなさいよ」
「もっと、暖めて」
「いいよ」

唇が塞がれる、チロリと舌を出せば吸い付かれて少し乱暴に咥内を犯された。慶次の冷たい手が胸に触れて引っ掻くように突起を弄る、くぐもった声が喉に響いて息苦しくなっても慶次は唇を貪っていた。離された時に糸が引いて大変厭らしかった。

「口でしてあげようか?」
「えぇっ!?ユエちゃんフェラ苦手だろ、無理しなくていいよ」
「いいの、今日はそんな気分なのよ」

床にペタリと座り慶次の脚を開かせて間に身体を割り込ませる。少しだけ芯を持ったモノを左手で支えて先端を口に含む、小柄な私では上手に慰めてあげることが出来なくて不甲斐なさを感じるのだが、そんな必死な姿に慶次は戸惑いながらも嬉しそうに笑って髪を撫でてくれた。チロチロと舌で尿道を舐め、左手で竿をしごけばギュッと私の頭を押さえつけた。奥までくわえてあげることは出来ないが裏筋を舐めあげれば少しだけ苦しそうな慶次が見えた。

「きもちいい?」
「ああ、最高に、ユエちゃん誰に教わったんだい?」
「知らないよ、こういうのよく分からないもの」
「もっと、舐めて」
「うん」

ちゅうちゅうとジュースを飲むみたいに吸えば少ししょっぱくて苦いモノが流れてきた。これが我慢汁かと思うと嬉しくなって鬼頭をパクりと口に含んだ。これぐらいは出来るようだ。それくらい慶次のモノは凶悪なのだ。

「うわ、ユエちゃん、それヤバイ」
「ふふへぇあ、ひひゃもひ?」
「喋んないで、ヤバイって」

ちゅぷちゅぷと唾液と精液が混じった音を立てて少し強めに左手を動かす。ギュッと慶次が私の髪を掴んだところを見ると本当に限界なのだろう、私は構わず行為を続けた。ビクッと慶次が震えるとびゅるびゅると音を立てそうなくらいに勢い良く白濁が流れ込んできた。口に含んだまま離し、慶次を見上げる。

「ユエちゃん、ぺってしなさい、不味いだろ」
「んふ、ふふ」

あーんと口を開けて含んだ白濁を見せつけると、ごくんっと飲み込んでやった。見たか!と満足そうに笑って見せれば慶次は顔を真っ赤にして私を抱き上げ膝に乗せた。

「ユエちゃんには本当に敵わないよ」
「そう?苦いけど、けぇちゃんのなら大丈夫だったよ」
「かーっ、そんなところも可愛いねぇ」
「小さくてって意味でしょ、どーせ小六で身長止まりましたよぅ」
「そうじゃないんだけどなぁ、まあいいや」

そんなところも大好きだよ

好きだと言っても友達だからなんだけどさ。


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あきゅろす。
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