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マセツ
俺ばかり好きみたいなんだ、そりゃあ始まりはそうだったさ、なのに今もそんな感じなんだぜ。どうすりゃあいい?どうすりゃあ伝わると思う?教えてくれよミシディアうさぎ。

「‥マッシュ、あのキノコ生やした賭博師をどうにかしてくれないかい?」

「な、なんで俺に言うんだよ兄貴」

「‥我が弟よ、お前が行けばことは全て上手く丸く行くんだよ」

「‥よくわかんねぇけど、兄貴がいうなら」

ほら、ほら‥やっぱり兄貴が一番なんだぜあの筋肉馬鹿殿下は、俺がどうしてウジウジしなくちゃいけないのか分かってくれるだろ?長い付き合いだもんな。なあミシディアうさぎ、お前からも言ってやってくれよ、中途半端に泳がせるぐらいならいっそ締め殺せってさ、簡単だろ?近寄るなってその一言なんだぜ?身分の違いを盾にしてもいいだろうし、だからきっとやっぱり俺は見ているだけでよかったんだよ、苦しくなるどうして好きとかいっちまったんだろうな、馬鹿だよな欲しくなるのは当たり前ででも相手がああだろ?不毛すぎる俺可哀想だよな?なあ聞いてる?うさぎ、寝るなよ主人の悩みぐらい聞いてくれよ、苦しいんだよ苦しくて苦しくてああいっそ嫌って欲しいんだよ。馬鹿だよな、ああ馬鹿で構わないんだけどさ。

「セッツァー」

あああ!好きすぎて幻聴が、あれ?ついに幻覚まで見えてきた、殿下が俺の後ろにいて頭撫でてる、なあなあミシディアうさぎ、ちょっとその自慢の回復力でこの状態異常を回復してくれよちょっと待ってろスロットするか「セッツァー!」‥あれ幻聴が

「セッツァー、なにぶつくさいってんだよ」

「‥あ、はは、殿下ご機嫌麗しゅう」

「‥悩み事あるなら聞くよ?」

「‥いえ、いえ、なんでもないんだ」

「気になるやつが悩んでたら、聞いてやりたいだろ」

「は?」「え?」

「殿下、もういっかい言って」

「気になるやつが悩んでたら、」

気になるやつが?気になるやつ?ああどうしよううさぎ、俺そんな言葉だけで幸せになってる。ほんと何処の生娘だよ、自分でも気色悪い。

「殿下、‥あんたのせいだあああ」

「うわ!ちょ、痛い痛い痛い」

「痛がれ、おれのが痛いんだからな!」

「怪我してんの?痛いってば」

「うあああ!ド天然筋肉馬鹿殿下!」

そんなところも大好きなんて絶対言ってやんないんだからな!


「‥ほら、回復しただろう?」

「痛い思いしたんだけど」

「(あんなにウザイほど好き好きオーラ出してるのに気付かないなんて)‥情けないなあ我が弟よ」

「なんなんだよ兄貴まで!」

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ここまで疎いかなあ‥

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あきゅろす。
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