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(甘・未来トランクス)

ブルマさんにトランクスくんの子守りを頼まれた。それは構わないのだけど、未来から来たトランクスさんと三人になってしまうなんて思いもしなかった。

「ユエさん!」

「と、トランクスさん?」

「何してるんですか?あ、俺だ」

つんつんと頬を突っつくとトランクスくんは嫌そうに眉を潜める(赤ちゃんなのに)

「どうしたんですか?」

「父さんや母さんに会いに来たんですが‥いないみたいですね」

「‥まぁ、私が子守りを頼まれてるぐらいですから」

「ユエさんに抱かれてるなんて羨ましいな」

「未来の私は元気ですか?」

「はい、今日もきっと母さんと仕事をしていますよ」

大人の私はどうやら本当にブルマさん宅にお世話になっているみたいだ。結婚の話も出てるけど断っていると言っていたし‥孫家を無くしたくないんだろうなぁと思いながら父さんや悟飯のいない未来を想像するだけで涙が浮かんでしまうのだ。

「‥ユエさん」

「?」

「俺は、どうしたら、貴女が自分だけを見てくれるのかを考えてるんです」

「難しいですね、私なら‥トランクスさんみたいな男の人だったら‥あ、いえ、だいぶ年齢が離れているのもあるかと」

やはりそれですかとトランクスさんは頭を抱える。そりゃあそうだ、末弟の悟天と同い年の旦那さまって抵抗があるかもしれない。もっと相応しいヒトが現れるに違いないと思っているはずだ。

「‥帰ったらもう一度、きちんと話し合ってみます」

「頑張ってくださいね!」

「ユエさんに応援されるとなんだか自信がわいてきます!」

「(あとは照れてるだけだと思うんだろうけど)」

自分だからこそわかる、素直になれない気持ちに未来の自分よもう少し素直になりなさいとため息をついた。

こんなに格好いい人を悩ませるなんて

まったく、罪な女だわ!



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