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Make Love
ハイテンション先輩

「寮ー長っ!!今日来るって言ってたこの子の部屋どこ?あっそーいや、名前何?俺は藍堂
迅(アイドウ ジン)でーす!!」


あぁ。そういえば肝心な名前を互いに聞いてなかった。


「蒼葉 悠です。よろしくお願いします。藍堂先輩」


最後にニコッと愛想を振り撒いておいた


ん?なんでか二人とも顔が赤いのはほっとこう…


「悠ね?おっけー よろしく〜…って違うちがーう!!『迅先輩』ね!!何なら呼び捨てでもウェルカムー」


「呼び捨てはさすがにまずいんで『迅先輩』で」


「了解☆ー…んで寮長悠の部屋何処〜?俺理事長、直々に案内係に指名されたから部屋まで送り届けなきゃ!!こんな可愛い子1人にさせたら野郎に喰われちゃう☆」


「あぁ。そうだった…悠君、カード見せてくれる?」


迅先輩。何言ってんだ貴方…


可愛い〜とか喰われちゃう☆
とか…


すみません


俺は正真正銘の男だぁぁぁぁぁぁ


心の中で激しくツッコミながらカードを寮長に渡した。


「わぁお。ゴールドカードじゃん!!生徒会の俺達ですらシルバーカードなのに」


ー…は?
生徒会ぃぃぃぃぃ?


迅先輩生徒会なのかー!?


「生徒…会?迅先輩が?」


「うん。副会長でっす☆」


うん。人間見た目じゃないね


「悠君。君の部屋は最上階のスウィートルームだよ。設備はブロンズカードよりはるかに素晴らしいよ」


わぁー!!スウィートルームだって!!スウィートルーム!!


しかも最上階!!


夜景とか見えたりするんかなぁ〜


「いーな!いーな!悠たんいーな!!俺もそこに引っ越すよ」


悠…たん?


なんじゃそりゃぁぁぁぁ


だいぶ進化したぞ おい


「嫌です。」


冷静に答えなきゃ☆
うんうん。そうだ


「ふがぁっ!!…じゃあ泊まる」


何を言い出すんだこのお方は…


はぁ…しばらく疲れそうだな。


「たまにならいいっすけどしょっちゅうは嫌っすよ〜?」


毎日いられちゃ困るし


「やったーやったー!!悠たんとおねんねできるー!!」


おねんねって…


やっぱ断ろうかしら☆


「あの〜君たち。まずは部屋に行かなくちゃ泊まるも何も始まらないよ」

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