[携帯モード] [URL送信]

loNG THE PRINCE OF TENNIS dreAM
0-4

「それにしても、中学生でこれほどのスプリットステップを見せる者がいるとはね。
よっぽどの天性の感覚がないと、出来ない技だ」

井上が言う。


「じゃあ、越前が天才ってことスか?」

「とーぜん!あたしのリョーマ様が天才じゃなくて、誰を天才って言うのよ!?」

朋香の言葉に、芝が突っかかる。


「あなたねー、さっきから聞いてればあたしのリョーマ様、リョーマ様って、ちょっとうるさすぎ!!」

「なによ!いいじゃない!
あたしの王子様なんだから!」

「王子様ぁ?
あら!それいいわねー」

「あら、ダメよ!リョーマ様を゙王子様゙って呼べるのは、ファンクラブのメンバーだけなんだから!!」

「別にいいじゃないのよ!」

「ダメー!絶対ダメー!!」

「おだまり!」





「なんだろうね、この人たち…」

「そっとしておこう…」







『もう!リョーマは私の王子様なのに!』

「あれ?藍羅も、越前がお気に入りなの?」

『えぇ。大好きよ!』

「ふーん。(『大好き』、ね…)

いいじゃないか、別に」


『え?』

「藍羅には、僕がいるだろ?」



なんて不二が聞いてくる。

藍羅はそれに迷わず答えた。



『そうね!』

「ふふ…」



















「ねぇ、不二先輩と藍羅先輩って…」

「付き合ってるのかな?」

「さぁ?」



なんて話されているとも知らずに。。。



[*前へ][次へ#]

4/5ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!