ASSAULT2〜動き出した日常〜(完結) Misshon 19 悪夢の招待状 5 一斉に視線が伊吹達に集まる。 「ざっと見・・・200人はいるな・・・」 リチャードが呟く。 「それだけじゃねぇぞリック。かなりの手練れ揃いだ・・・」 伊吹も見たことがある顔がチラホラいる。それには共通点があった。 「『流れ者』・・・」 「イブキ・・・?」 「アイリス、ここにいる奴等は流れ者ばかりだ」 『流れ者』。どこの組織にも属さず、様々な組織の依頼をこなすフリーライダー。 一瞬自由そうに聞こえるがそうではない。 組織に属している者とは違い組織からの『保護』が受けられない。そして、『どの組織からも警戒されることだ』。流れ者はいつ牙を向くかわからない。だからいつどの組織から襲われても不思議ではない。そういう危険に晒されているのだ。それでも流れ者を突き通す者には手練れが多い。そのためスカウトされることもまた多い。もっとも、受けるかどうかはそいつ次第だが。 [*前へ][次へ#] [戻る] |