ASSAULT〜僕らの日常〜(完結) Misshon 23 理想と現実 数日後。東京警視庁。 「む〜〜〜っ!!」 デスクで一人の女性が唸っていた。 警察の制服を身につけた。明るい茶色のショートヘアー。 守野 美月。警視庁の巡査だ。 「何を唸っている」 後ろから声を掛けらる。振り向くと男性が立っていた。サングラスを掛けた黒髪の男性。 「部長!」 ガタリと音を立てながら立ち上がると男、氷見 武巡査部長に詰め寄った。 「ど、どうした」 美月は氷見をじっと睨む。 「例の件ですよ」 それで伝わったのか氷見の目の色が変わった。そして大きく溜め息をつく。 「ちょっとこっちに来い」 そう言って皐月の手首を掴んで連れていった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |