・雑記 ゆれる 割れたメガネを見つめる僕は床の上 不自然に横たわる 伝わる木の温度 目をつむる度流れる温かい涙と 熱を連れて流れ出る温かい体液が 僕の命を肯定して 戻らないさっきと正せない間違いに泣きじゃくる君を 脅えさせる 「ごめんね」 と顔を覆う君に 「大丈夫だよ」 なんて言いたくない 君の目が僕を憎み 当ての無い狂気が僕を貫いた時 君への愛は恐怖に交わった 僕は 今更後悔をする 何故逃げなかったのか 何故救えなかったのか 何故防げなかったのか 何故君は 僕を傷付けることの意味を 知らなかったのか それでも僕は君を愛さずにいられなかった 僕が消えてしまう可能性を知っても 君を愛さずにはいられなかった これがきっと最大の 勘違い [*前へ][次へ#] [戻る] |