[
携帯モード]
[
URL送信]
・雑記
同化
真夜中の閉め切った寝室の、西側の壁際。折り畳み式シングルベッドが一つ。
南側の窓。紺の遮光カーテンが遮る外の明るさを、求める不可解な焦りと悪寒。
闇が覆い被さる真っ黒な両手。背景と同色の体。
言い様の無い恐怖と、脅迫的な妄想と、目に映らない全てと、視界の奥で時折、蠢いたり歪んだりする暗闇。
それは、
まるで、まるで
死を見ているようで。
[*前へ]
[次へ#]
115/127ページ
[戻る]
[
小説ナビ
|
小説大賞
]
無料HPエムペ!