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皆さん静かにお願いします。
宣言

光輝と龍騎が睨み合う。
周りの生徒は顔を真っ青にして見ている。

学園内でも敵対していることで有名な風紀と生徒会のトップ2人だ。

光輝は周りを凍らせる壮絶な笑みを浮かべた。

「話は聞いてある。
てめぇは魅夜を一度ならず、何度も裏切ってきた。
俺達から引き離しておきながらな。

頼れるのも、縋れるのも、生まれて始めての恋心もお前だけだったのにな。

お前がこの学園で王座に居て、気持ち悪いセフレをはべらせようが勝手にすればいい。

魅夜の心をこれ以上壊すのだけは許さねぇ。

てめぇのやった事で、昨日顔を出した魅夜は昔の魅夜に戻っていた。

親はなく。友と呼べる者も作らず、頼る者も居ない。
たった一人で生きてきた頃の姿になぁ。俺達はこれ以上の勝手を許すつもりはねぇ。

魅夜は一人じゃねぇ。
俺達が居るんだからな。」

光輝の言葉に龍騎はニヤリと笑う。

「あいつを壊せるのも、全てを受け入れるのも俺だけで良い。

お前らこそ、いつ迄も魅夜の周りを群がるんじゃねぇ。

あいつは俺のもんだ。

必ずもう一度手に入れてやる。」

そう言い残して龍騎はクラスではなく生徒会室に向かって行った。

龍騎の魅夜への執着。
そして歪んだ愛情に光輝は舌打ちをしてクラスに入った。

廊下側の窓から一部始終を見て居た紅と目が合う。

光輝が何が言いたいかを悟った紅は頷きクラスを後に風紀室にむかった。

光輝は窓際の自分の席に荷物を置いて、一度外を見て風紀室に向かう為にクラスを後にした。

三人が去った後は、魅夜と龍騎の話で持ちきりだった。

そしてセフレとバレている生徒は周りから冷たい目で見られ始めたのだった。



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あきゅろす。
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