皆さん静かにお願いします。
宣戦布告
魅夜はゴリラ一人を引きづり歩き、残りは神トリオが引きづって連れてきてくれた。
少年達は自分が弱い存在だから殴られないと思っていたのか、青ざめて震えていた。
同じ体型の来夢からすればウザいだけなので纏めて縛り上げて泣き喚いているが関係なしに引きづり歩いた。
はたからみれば地獄絵図だ。
生徒会室の前には紅と光輝が待っていて、苛立つ心を抑えきれない魅夜はゴリラを投げ飛ばしてドアを開けた。
魅夜が先頭に立ち歩く。
陸達もついてはいり、ゴリラをゴミ山の様に重ねていった。
そして、来夢が縛っている縄を魅夜が受け取り少年を引きづり固まっている生徒会役員の前を歩き龍騎の目の前に投げやった。
『ぎゃっ。』
と悲鳴をあげれば、龍騎を見た瞬間に女の様に泣き助けを求めた。
それを冷ややかに見ていた魅夜は口を開く。
「お前とは別れた筈だ。
そいつらは、お前に抱かれたいが為に俺にヨリを戻せと言ってきた。
本当にウザってぇ。
男の癖についてるもんがある癖に女かよ。今度そいつらを寄越したら、ついてるもん引千切ってやるからなぁ。
そこのゴリラ共もお前らラビリンスのもんらしいしな。
学園で問題おこさせようとすんなよ。
ラビリンスごとマジで潰すぞ。
今日は本当に最悪な気分だ。
てめぇらのケツぐらいきっちり拭けや。」
魅夜は無表情のまま地を這う様な声で恐ろしい事を言い放ち一人生徒会室を出ていった。
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