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ゆるゆる
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愛夢が準備をしている頃、弥彦達鬼道学園生徒会御一行がステージについていた。

愛華は目敏く弥彦を見つけて蹴り付けた。もちろん、受け止めたが。

「てめぇの遊んだ女がウチのモデルだった様でなぁ。ナイフしこんで愛夢に切りつけ用としやがったぞ。
てめぇ。本当に周辺綺麗にできてんのかぁ?」

その言葉に弥彦は眉を寄せる。

「あぁ。1人狂った女がいた。
もちろん、愛夢に傷一つついてねぇよなぁ。」

なお上から目線の弥彦に舌打ちで返す愛華。

「当たり前だぁ。私の前で愛する息子を傷つけさせるわけねぇだろぉがぁ。
その息子の要望だ。
その女に一切手出し無用だぁ。
ウチのモデルも続ける。」

その言葉に弥彦は何があったか理解したのか舌打ちをした。
それを愛華は楽しそうに見ていた。

「さぁ。てめぇも着替えやがれ。
愛夢の隣を歩くんだ綺麗に着飾ってもらうぜぇ。」

その言葉に弥彦は当たり前だと鼻で笑い控え室に向かった。

弥彦と愛夢の控え室は隣どおしだったが、なんとタイミングの悪い事か入れ違いでウォーキングの最終チェックの愛夢が出てきた。

その姿に今まで黙っていた鬼道学園の生徒会が一斉に喋り出した。

「ちょ!相変わらずのべっぴんさんやんけぇ!!弥彦マジでジェラシーやな!!」
「「本当だよ〜。」」
「…愛夢…久しぶり。綺麗」
「それにしても愛夢さんを振る奴の神経を疑います。」

上から順に副会長の佐渡信吾。
補佐の双子だが、髪型で見た目を変えている鈴井亮、彼方。
書記の君島健。
会計の浅見涙。
彼方は愛夢と同じくらいの身長だが、彼方以外は高身長のイケメンだ。

愛夢は真剣に音楽に合わせて動きをあわせている。

愛華はウットリと見ながら煩い御一行を一喝する。

「てめぇら黙っていられねぇなら、ここの餓鬼の餌にすんぞ。」

愛華のことばに顔が引きつり静かに愛夢を見つめた。




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