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ゆるゆる
3

愛夢は姫川を警察に引き渡さない事とコレからもモデルをさせるように愛華に約束させて控え室にむかった。

誉がなんとも言えない顔をしていた。

「今日は色んな事のお披露目なんだよぉ。」

愛夢は準備をしながら声をかけた。

「お前は後悔しないか?」

その言葉には満面の笑顔で答えた。

「しないよぉ。気がかりだった事も解決しそうだしぃ。俺の大切な人達はいつもそばに居てくれるもんねぇ。」

そっと誉に笑いかける。
誉はハッとして苦笑する。
いつだって愛夢は自分の不安な所をわかってくれているのだ。

弥彦との事を公表する事で、自分が離れる目に合うと思っていた誉。
だが、愛夢はずっと一緒だよと言ってくれたのだ。こんなに嬉しく思える事は無い。

「あぁ。俺はお前の側にいたい。」

誉が伝えれば、愛夢はキラキラの笑顔を見せた。





愛夢は服を着替えて専属メイクさんにメイクを受ける。

愛夢は普段はカラコンで黒目だが、実際の裸眼は金色の瞳だった。

髪は地毛で茶髪。モデルの時は、金髪のウィッグをつけられるが、今日はお披露目もある為に地毛に同じ色のエクステをつけられてセットされた。

フワフワの茶髪に金色の瞳。
そして裾が地面を擦るほどの白のロングドレスは腰あたりまでスリットが入っておりスリットの中には黒のフリルが何重にも入っていた。

愛夢はモデルの時は素足でいるのが有名だ。身長は178cmと高めなのと、何よりもモデルの愛夢は自然な動きを重要視されているので本人の要望もあり素足にアンクレットをつける。


メイクをされてヴェールを着ければモデルの愛の出来上がりだ。

どうやら愛華と弥彦の気持ちそのもののショーのようだ。

愛夢は苦笑した。




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あきゅろす。
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