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ゆるゆる
一週間後

会議から一週間後。
愛夢達の親衛隊が頑張って動いたお陰で、要達の親衛隊も少しずつ落ち着きを取り戻した。

蘭も愛夢の言う通りに人の事を考えて動く様にしていれば、少しずつクラスでも友達が出来ていて、愛夢の事を何時の間にか兄の様に慕っていた。

要達が授業中に会いに来ても、『俺は母さんの為にも勉強しなくちゃいけないんだ。』と謝りを告げて授業を受ける様になっていた。

それを面白く思わないのは要だった。
これではまるで愛夢のほうが蘭を解っている様じゃ無いか…。
イラつきとどす黒い気持ちが膨れ上がってきていた。


そんな要のイラつきは双子と駿河ぐらいが気付いていて、危険だと思いながらも怖くて止めれない自分達に下唇を噛んでいた。


そんな時、要達の親衛隊隊長は生徒会室に呼ばれて愛夢達と話をして、そっと見守る約束をしたのだった。


学園の雰囲気は良くなった。

だけど、要と双子、そして駿河の行動が怪しく感じ警戒をしているのは緑と誉だった。

(いくら涼宮が言ったからって大人しすぎる…。)

緑はコソコソ隠れて尾行が得意な腐男子な隊長に要を見張る様に指示を出した。

文化祭まで二週間。

警戒が必要なのはこれからだ。



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