突然の一言
「えっ!あ、すみません!!」
美少年は、あたふたと慌てながら頭を下げた。
ゴツン!と鈍い音を立てて、彼の額がテーブルにぶつかる。
「…大丈夫?」
「本当にすみません…」
頭を下げた状態で見上げられたので、自然と上目使いになっている美少年。
額が少し赤い。
やばい、やばいよ…
そんな目で見ないで下さい!!
「あかりさん」
「…はい」
「俺と付き合ってくれませんか?」
「…はい」
ん?今、なんて?
“俺と付き合ってくれせんか?”
“…はい”
はぁああああああ!!!?
「よかった!」
安堵したように笑みを溢す美少年。私は勢いよくテーブルを叩いた。
「ちょちょっと!何言ってるんですか!!冗談やめてください」
まさか…私、遊ばれてんの!?
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!