気になる
「え?…凛ちゃん!?」
「これ、私の分のお金」
驚く私を無視して、凛ちゃんは五百円玉をテーブルに置いた。
そして、どこか不服そうな顔で凛ちゃんはお店を出ていってしまった。
残された私は一人、先程の凛ちゃんの表情を思い出していた。
なんだろう…気になる。
凛ちゃんは本当は何か伝えたかったのかもしれない。
「…よし!」
私は勢いよく立ち上がった。そして、凛ちゃんが置いていった五百円玉を手に取りレジへと向かう。
やっぱり気になる。
あんな顔されて、何か言いかけて帰られたら…気になりまくるっ!!
会計を済ませると、私は急いで凛ちゃんの跡を追った。
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