異変？
女王…いや、凛ちゃんは見下すように私を見てくる。
スプーンの動きを止め、渦を巻くカフェオレを凛ちゃんは口に運ぶ。
「ちょ、ちょっとは…気まずくなることがありました…ね……」
気迫敗けをして小さな声で言った。
「やっぱり、原因はあんたなの…」
「…悠くん、どうかしたの？」
私が悠くんと呼んだのが気にくわないのか、一瞬眉間にシワを寄せ動きを止める。
「あ、えっと…」
「あんたと…あの日どこか行っちゃって帰ってきた後から変なのよ」
「へ、ん……？」
いや、でも悠くんはいつも変…──って！そういうことじゃなくて、いつもと違うってことだよね？
黒いオーラを放ちながらも真剣な顔をしている凜ちゃんにゴクリと唾を飲む。
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