姫降臨!?
「ちょっ…明里!」
常日頃の自分の行動を思い出し虚しくなっていると、思いっきり腕を引っ張られた。
「──うわっ!な、何?」
「あ、あれ…王子じゃない?」
「へ?」
友達が指差した方を見ると、校門付近で輝いたオーラを放出した悠くんの姿。
さ、さすが
「オーラが人と違うな…」
「っそうじゃなくて!!隣見てよ!と・な・り!」
「隣ぃー?──…えっ!!」
よーく隣を見ると同じように輝いたオーラを放出する女の子の姿。
そう。
それは、まさに…
姫降臨!!
そして、私みたいな平凡な女よりも遥かに悠くんとお似合いで、二人を取り囲む空気が他と違っていた。
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