発掘出発！
「はあ!?じゃないわよ！カッコイイ男ザクザク発掘するわよ!!」
「ザクザクいくぞー！」
「おー!!」
止められないほど大きな雄叫びの愉快な仲間たち。
「いってら…」
ダメだ。テンションについていけない。
とうとう私も老化が進んだか…
「何言ってるの？」
鋭い視線が矢のように飛んでくる。
「あんたも行くのよ!!」
はぃいいいいいいい!?
逃げる隙もなく襟元を握られ、愉快な仲間たちに引っ張られる。
「…へ、ヘルプ」
誰か私をお助けください。
──私の願いは叶うはずもなく、引っ張られて赤くなった痕だけが首筋に残ったのであった。
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