王子系
「あー、女子高飢えるわー!萎えるわー!」
「別に合コンしてんならいいじゃん」
みんな常に行きまくってるみたいだし、出会いあるっしょ。
すると、急にみんなが血相を変えた。
「いいや!合コンに参加する男って王子系いないんだもん!!」
「そうよ!」
王子系って…夢見すぎでしょーが!!
まぁ、確かに悠くんは王子系というか可愛すぎる人形のような…そりゃもう理想な顔立ち!
「やべ…」
本当に鼻血出そう。
「やっぱ、女の追い求める理想のタイプよね!」
その言葉には納得し、私は鼻を押さえながら頷いた。
「──ってことで!明里!彼を紹介しな!!」
「…勘弁して」
悠くんを紹介したらもっと女を怖がるようになりそうだし。
それに…なんか嫌だった。
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