[携帯モード] [URL送信]
朝の奇襲


──カーテンの隙間から眩しい朝日が射し込む。 ピーチク鳴く鳥も、私には子守唄に聞こえる。


「まだ7時………寝よ」

日曜日は二度寝が基本。


そう、この日も普段通りの休日だと思っていた。



「…い……なさい…」

「んぅー…」

気持ちよく寝ていた私の体が左右に揺らされる。耳にと切れと切れ届く音は声?物音?


もしかして、地震……?



「明里!起きなさい!!そして、早く支度しなさい!!」

眠たい目を開けると見えてきたのは、興奮気味のお母さんの顔。

「は?したく……?」

「寝ぼけてないで起きなさい!!」

あまりの大きな声に驚いて目を見開く。一気に目が覚めてしまった。

「お見合いよ!早く用意しなさい!!」

「は?」

お母さんの口から出てきた言葉に耳を疑う。


「ちゃん可愛い格好しなさいよ!!」

「え、えはあ!?」


お見合ぃぃいぃ!?




[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!