小説
プロローグ
ごめんなさい…助けて…
もう、しないからー…
「せーいっ!!」
「うわぁっ」
突然、俺の親友、草野 純(くさの あつし)が後ろから飛びついてきた。
「なんだよ、ジュン…」
「てめ、毎回毎回飽きないね…」
彼が云っているのは、名前をわざと<ジュン>と言っていることだ。
「ま、いいや」
いつもならもっとつっかかってくるのだが…
なんか、張り合いがねぇな…
「今日、合コンすんだ。
来るだろ、誠?」
俺の名前は、鈴木 誠太(すずき せいた)。
東京のとある大学に通う、2年生だ。
「そーだなー…
久しぶりに言ってみるかな〜…」
これが、悪夢の始まり…
この時、もし…
もし…
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