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▽あらすじ


下川 治樹(しもかわ はるき)は最愛の弟、那智(なち)と二人暮らしを始めて一年が経とうとしていた。


兄弟揃って母親、そしてその恋人から虐待を受けていた日々。
“別”の家族にゾッコンで見向きもされなかった父親に背を向け、ようやく手に入れた平穏。

兄は弟を深く愛し、弟も深く兄を愛していた。

決して恋愛感情ではなく、それは真摯な家族愛。
親から愛されなかった分、兄弟同士で補っていた。


しかし互いに心の傷は深く、


兄は常に弟を守り、ついには他人を信じることができなくなった。
弟は常に兄の傍に、ついには兄のためだけに生きるようになった。

二人だけの世界を作り生きる、依存し合う兄弟は普通の幸せを願い欲しているが…。


兄弟が他人と喋る(嫉妬する)。
兄弟が他人に触れる(気が狂いそう)。
兄弟が他人に奪われる(殺意すら覚える)。


兄弟の抱く深い家族愛は異常なのか、それとも正常なのか。


―――…これは歪んでしまった兄弟の話。



※家族愛と兄弟愛中心のお話、そして愛情と狂愛のお話です。

兄弟二人の抱く家族(兄弟)愛、密閉された愛情の強さと恐さを書いていければと思っております。
NL風味ですが、お話の流れ的にBL寄りになってしまいましたので、そう表記させて頂きました。

苦手な方はご注意を!



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あきゅろす。
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