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今日は最大の厄日だ。


「峰岸…お前、『黒の悪魔』だったのか…?」


硬直から解放された悠が和緋を見ながら言う。



「まぁ…うん」

「…すごいな」



同じく我に返った連夜が呟く。
周りの奴も驚いたままだったが、次第にざわめきが増えだした。



「なんだぁ?吉原に克海じゃねぇか。さっそくつるんでんのか」

「楓も一緒だ」

「楓?」



和緋が俺に視線を合わせると皆も一斉に俺を見た。

ばっか和緋てめえ!
余計な事を言うんじゃねぇよ!
なんの為に金狼たちにバレないようにしたと思ってんだ!

面倒だからだ!



「……………」



なんかめっちゃ見てるよ会長が。
眉間に皺を寄せてガン見なんですけど。

だが視線を逸らすのも怪しいだろうから俺は会長と目を合わせて逸らさない。

それでも無表情な俺。

いつの間にか周りの声が治まっていき、また静かな空気が食堂に流れた。



その沈黙を破ったのは会長だった。





「……お前、それ変装か?」





一瞬、何を言っているのか理解ができなくて…近付いてきた和緋の手に反応が遅れた。

前髪をあげられ、鮮明に見える視界の中で和緋と会長と目が合ってしまった。



「へぇ……」

「楓、お前……」



……もしかして今日の占い、最下位だったりするのか?




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あきゅろす。
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