呼び鈴は最大で2回まで。
ピンポーーン
和緋を案内した後俺は部屋に戻り、ソファーで寝てた。
ピンポーン
「うっせえ…」
せっかく寛いでたのに…誰だよ……
ピポピポピポピポピポピホピポピポピンポーン
…この迷惑窮まりない行動をする奴は…あいつだ。
「…何回鳴らすんだ阿呆」
ガチャ
「早く開けないか楓!」
「うわっ、抱き着くな…悠」
ドアを開けた瞬間にガバッと飛びついてきたのは吉原悠。
ふわふわの猫っ毛と大きな目が特徴のクラスメート兼友人。
物好きな隣人とも言う。
「まったく…俺なんかに抱き着くのはお前ぐらいなもんだよ」
「俺だけで良いに決まっている!この無自覚め」
意味が分からん。
つーかお前の親衛隊に目ェ付けられてんだからよ…無自覚はお前だ。
「悠。楓から離れよーな〜?」
「お前も居たのか連夜」
悠の後ろに居たのは克海連夜。
銀髪灰目が目立つ美形だ。
ちなみにハーフではないらしい、ほんの少しだけ親近感を感じる。
「まぁね」
「中に入っておけ。ほら離れろ悠」
「チッ」
何故そこで舌打ちなんだ。
廊下で話していると目立つ為、俺は2人を部屋に入れた。
「…何しに来たんだお前等……」
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