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短編



「チッ。逃げたか…」


「みぃがぁー!みぃが会長にホッペチューされたぁぁぁぁ!!!ついでにドアがへこんだぁぁぁ!!


「健哉うるさい死ね」


「くそー羨ましい!俺だってー!」


「おいっ…!」





−−−−−バァン!





「みーちゃん!今この部屋から会ちょイャアアアアァァア!!みーちゃんがケンちゃんに襲われてるー!」


「ちょっバカー!そんな廊下で大声出したら…!」


「周りの奴等に聞こえているだろうな」


「なんでそんなに冷静なのさ…やべぇ俺死刑じゃん…」


『森ィィィィィィ!!てめっコルァァァァァァ!!!美智也を襲うたぁ良い度胸じゃねぇくぁぁぁぁ!!!』


『森健哉ァァァァァ!!地獄に落としたるわぁぁぁぁ!!』


『もーりーくーん〜〜?』


『ケンちゃーん…?』


『天誅ーーーーー!!!』



ギャァァァァアアア!!東先生めちゃ怖ェェェ!!」


「島流しじゃないのか?」


「あわばばばば助けてみぃぃぃ!!」


「この俺が買って来てやった飲み物を無駄にさせた罰だろう」


「会長のせいじゃんー!つーか俺が頼んだのお茶だよね!コレ何!?」


「トマトバナナジュースだ」


気色ワルッ!!ってギャア!来たぁー!」


「…せいぜい逃げ切れ。できるものならな」















【生徒会室】


「…会長。なんかあそこ、めっちゃ追い掛けられとる人がおるんやけど…どないしましょ?」


「クククッ」


「副会長。何か会長が急にわろーてんですけど…どないしましょ?」


「ふふっしょうがないよ…雄虎は頭がアレだから…


「ぁあ…なるほど……」


「ハッなんとでも言え!」


「……ハゲ会長」


「中村ぁぁぁぁぁ!!殺すぞゴラァァァ!」


「だぁぁぁぁぁ!なんとでも言えてゆーてましたやん!」


あ゙ぁ!?


「すんません!俺の耳がどーかしてたんです!ホンマすんません!せやから下敷きは投げんといて下さい!」


「なんだか機嫌が良いみたいだね雄虎」


「これでですか!?」


「顔がニヤついているからね」


「あれでですか!?」


「………ふん」


「…それは肯定と解釈しても良いんだね?気になりますねぇ…」


「そういえば会長、さっき2年寮に居たらしいですやん。それが関係してはるんですかね?」


「……さぁな」


「2年寮…ね…。抜け駆けは関心しませんねぇ…体中の毛をむしり取って食堂に吊してあげたいなぁ…」


「副会長…食欲が無くなりますわ


「そう不機嫌になるなよ灰璃」


「狡いです」


「てめぇも会いにいけば良いだろ。まぁ俺は偶然だったがな」


「えー!会長、ストーカーしてんですか!?」


「今の会話のどこにそんな単語あったんだ!」


「まぁ雄虎なら有り得なくもないけど…」


「フォローしろ!」


「あ。追い掛けられとった人、土下座しとる。なんやめっちゃ可哀相やなー」















END




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あきゅろす。
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