REBORN 長編
6月の花婿04【雨と雲と霧】
「ちょっと。電波が何言ってんの。南国に帰りなよ。」
「そうだぜ。そうじゃねーとそのヘタ、切り落とすからなー」
「言ってくれますね、アヒルに腹黒野球少年。いいでしょう。こうなったらやはりバトルといきましょうじゃないですか。」
−−−−−綱吉君を賭けてね…
その瞬間、激しい金属音が鳴り響いた。
「ぎゃぁぁー!!!ここ俺の部屋ぁぁー!!!」
綱吉の悲痛の叫びも虚しく金属音にかき消され、3人は全く聞こえていない。
「クフフ…楽しいですねぇ…」
「さっさと消えなよっ!!!」
「本当に目障りな奴等なのなー」
会話をしながら戦っている彼等は恐ろしかった。
「リボーン!!!なんとかしろよっ!!!!」
「良かったな。こんなに部下に好かれて、幸せじゃねぇか」
「部下じゃねーってば!!!」
「まぁ結婚はもう少し待ってやるよ。中々楽しめたしな」
「やっぱり面白がってたのかよ!!!!」
「ぐぁっ…!!!」
リボーンと言い合っていると山本の呻き声が聞こえてきた。綱吉が急いで山本に駆け寄る。
「山本っ!!!!」
「あーあ…負け…ちまった…ごめんな……ツナ…」
山本は微かな声でそう言って目を閉じた。
「山本ぉーー!!!!!」
「あっ俺を起こす時はツナのキス「永久に寝てろっ!!!!」うぐっ!!!……」
綱吉のチョップを脳天に喰らい、気絶した。
山本、綱吉にとどめを刺されリタイア。
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