REBORN 長編
6月の花婿02【雨と嵐と雲】
「あ、居らしてたんですかリボーンさ…んごふぉぉ!!??」
ずっと黙っていたからか獄寺はリボーンの存在に気付いていなかったらしい。
言い終わる前にリボーンの回し蹴りが腹に直撃した。
「てめー獄寺。あんまりうぜぇと蹴るぞ。」
「ごふっ…リ…リボーンさ…それは…蹴る前に言って下さい…」
「リボーン!!!何やってんだよお前!!!…大丈夫??獄寺君。」
綱吉は腹を押さえてうずくまった獄寺の顔を、心配そうに覗きこんだ。
(10代目っ!!!上目遣いはマズイっス…!!!!)「ぶぉはぁぁっ!!!」
獄寺、出血多量(鼻血)でリタイア。
Σ「ごっ…獄寺くーん!!!!!」
「ナイスだね赤ん坊。」
雲雀が獄寺を見下しながら言った。
(どこがナイスなんですか雲雀さん…)
「邪魔者が減って助かるのな♪」
あくまでも爽やかな笑顔で山本が言った。
(山本、なんか黒くない??)
「じゃあ話を戻すぞ。ツナ、さっさと選べ。」
獄寺の事はオール無視でリボーンは話を戻した。
「っ…だから!!!俺結婚なんてイヤだよ!!親友と先輩なんだからっ!!!」
「ツーナ♪親友ってのも嬉しいけど俺は結婚してぇなー」
「君何言ってるんだい??そんな一言で君と僕の関係をまとめる気??」
「そっ…そう言われましても…」
(というか雲雀さんと関係を持った覚えは無いんですけど…)
「諦めろツナ。」
何を言っても聞き耳を持たない2人に詰め寄られ綱吉は心の底から泣きたいと思っていた。
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