REBORN 長編
2
「綱吉くぅぅーん!2人がイジメてきますぅ!」
「ぎゃぁ気持ち悪い!鼻水付けんなよ骸!」
「気持ち悪い!?綱吉くんが…綱吉くんが反抗期にナボスッッ!!」
「ぎゃぁあ!今度は鼻血が付いたぁー!」
骸が床に沈んだその後ろには恐い顔をした2人がいました。
ちなみに、骸の背中には2つの足跡がクッキリと付いていた。
「僕の綱吉に近付かないくれない?変態パイナップル。」
「足が滑った。」
「……………。」
(何も言えない……)
−−−−カラカラカラカラ…
「あれ?越前君たち、まだ居たの?」
大浴場の扉が開いて不二が声をかけてきた。
「変なのに絡まれてたから。」
「その『変なの』には僕も入っているのかい?」
「入ってない訳ないじゃん。」
「へぇ……」
「あわわわわ雲雀さん落ち着いて下さい!」
リョーマと雲雀の間に火花が散る。
「綱吉くん。この人は誰なのかな?」
「えっと、学校の先輩なんですけど…」
「そっか…手塚。出番だよ。」
そう言って不二は手塚に視線を送る。
手塚の眉間の皺が増えた。
「お前が行けば「可愛い後輩のピンチだよ。」」
「分かった。行ってこよう。」
(あの人単純なんだな…)
「手塚さん大丈夫なんでしょうか…?」
「ふふ…目には目を、仏頂面には仏頂面って事だよ。」
「……そうですね…」
(なんかこの人怖ェー!)
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