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REBORN 長編
初対面

「「越前(君)っ!!!!!!」」



「「ぅわっ!!!??」」





突然更衣室の引き戸がすごい音を立てて開くと同時に2人の男の声が響いた。
ツナとリョーマはハモり、声がした方へ顔を向けた。


「え…誰…?」


「部長。不二先輩。どうしたんスか??」


「リョーマ君の知り合い?」


「部活の先輩。」




「ええええ越前君??な、何しているの??」


「?何がっスか??」



リョーマは不二が何にそんな驚いているのか分からなかった。



「越前が2人!!??」



同じぐらいの身長が2人並んでいたからかリョーマが2人いると錯覚した手塚が叫んだ。


「部長。眼鏡替えた方が良いっスよ。」



(あの人部長なんだ……)



「で?その子は誰なのかな??」


「あ、沢田綱吉です。」



不二と目が合ったツナはすかさず名乗った。


「何故ここに女子がいるのだ??」


「あの…俺男です……」

(体見れば分かるのに…)


「そうか。」

「手塚はものすごく目が悪いみたいなんだ。」

「頭も悪いみたいっスよね。」



不二の言葉に付け足すようにリョーマが言った。


(えぇーー!!!リョーマ君…部長になんて事を…)


「越前!!俺はハゲてなどいないぞ!!!」


一言もそんなこと言っていないのに手塚は越前に怒る様に叫んだ。



(この人が部長で大丈夫なのー!!??)




「それより綱吉君…だっけ??越前君とは今知り合ったの??」


手塚を無視して不二がツナに話しかけた。


「あ、はい、そうです。」


「ふーん……君、可愛いね。」



不二は折り曲げた人差し指を顎に添えてタオル1枚だけのツナを下から上まで舐めるように見た。


「は…??いえ、俺男なんで…」

(この人骸みたいだー!!!)




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あきゅろす。
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