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REBORN 長編
旅館前にて**テニプリSide

**ツナ達が入って行く約1時間前**


「着いたぞ。ここだ。」


「おお〜ここで合宿っすか〜デカイ建物っすね〜」

桃城が眩しい太陽を手で隠しながら建物を見回す。


「にゃははっ♪おチビがもっとおチビに見えるにゃー」

建物とリョーマを交互に見ながら菊丸が笑いながら言った。


(ムカッ)
「………不二先輩…何笑ってんスか。」



菊丸の発言を聞いて遠慮がちに笑う不二に機嫌を損ねたリョーマがそう聞く。


「いや…今の越前君が可愛かt「行くぞ。皆。」」


口説くつもりだったのか笑顔を向けながら言おうとしたが手塚に遮ぎられた。
錆びたロボットの様に首をギギギと鳴らしながら不二は手塚を見た(睨んだ)。


(手塚……邪魔する気だね……)


リョーマ以外の皆はそんな不二を見た瞬間体内の温度が5度程下がった様な寒気を感じた。
しかし手塚は動じない。


((((((さすが部長……))))))


「ねぇ。早く入ろうよ。」


睨み合っている手塚と不二。
それを見て固まるレギュラー陣にリョーマが痺れを切らしそう言った。


「あ…ああ。行こうか、皆。」

手塚と不二が睨み合っている中最初に動いたのは大石副部長。


「早く休みたいっす…」

次に海堂が動いた。


「なるほど…今回は手塚と不二の一騎打ちになる確率が高いな…」

ノートに何かを書き込みながら乾も旅館へ歩いて行った。


「元気だなぁ2人共。」

いまいち分かっていない河村に続いて他のレギュラー陣も旅館に入った。



「あの2人はほっといた方がいーっスね。」


最後にリョーマが入ってから数十分後に慌てて2人は入って来た。





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