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SSクラス




上宮さんに挨拶をして担任と一緒に職員室を出た。
やっとクラスに行ける。



「オレは森沢栞な。まぁよろしくしてくれや」


「黒崎友里です」


「ちなみに22歳独身な。花よりセックス。得意な体位はバ…」


「黙りやがれ」



ちぇっ、と口を尖らせているが少しも可愛くない。
つーかなんて事を口走ろうとしたんだコイツは。



「この学園は本当に変わってますね」


「……嫌か?」


「いえ別に。退屈しなくて良いと思いますよ」


「そうか…」



森沢先生がホッとして口元を緩める。
そういう顔の方が似合うんじゃないかと思った。



「にしても…お前がSSクラスだなんて信じらんねぇな」


「俺も貴方みたいのが担任だなんて信じられませんね。…SSクラスってどういうクラスなんですか?」


「ズバッと言いすぎだ!SSクラスってのは家柄、容姿、技術、知識のどれかが秀でてる奴の集まりなんだよ」



だから最上級クラスって事か…

担任によると、SSクラスの下にはSクラスとBクラスとFクラスがあるらしい。

Sが上級、Bが平凡、Fが下級に振り分けられている。



「で、お前の場合は"技術"が最上級って判断された訳よ」


「へぇ…」



あの判別式はそんな事を振り分ける為にあるんだな。



「一つ良い事を教えてやるよ」


「?」


「技術においてお前はクラスでもトップだぜ」


「……そうですか」



なんだよ反応うすいなー、とブーブー言っているが…正直嬉しくない。

俺が祓い屋だとバレる可能性があるからだ。










(明彦たちはどこのクラスなんだろう)






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