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僕だけの。
いつからだろうね

「幸…幸…どこにいるの…幸?」

幼なじみの晃の声がする。
僕はその声に反応して体が震える。
手を口に当てて息が漏れないようにもする。

…それほど晃に見つかりたくないから。

晃は僕に執着してくる。
…小さいときからだ。

最初は可愛いものだった。
昔から美しい容姿だった晃が晃の両親よりも僕みたいな平凡にずっとついてきた。
それが優越な気分になっていた。

でも小学校高学年になるとうざく感じてきた。

毎日毎日僕の傍にいて僕が違う友達といると怒り狂い僕は友達がいなくなってきた。

「幸は俺だけ」

これが晃の口癖だった。

昔のことを思い出してる間に晃は何処かへ行ったようだ。
隠れていたところから出ると何かに掴まれた。

「ヒッ!」

恐る恐る掴まれた方を見るとそこには何処かへ行ったはずの幼なじみがいた。


「幸みーつけた」



―――――

昔は幼なじみとして好きだったはずなのに

―――――



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