[携帯モード] [URL送信]

ふたつで ひとつ




「それはやだ」


「じゃあやれよ、目は開けとくけど」



「どっちもいやだ」

「なんだよ、それ……」


「目つぶれよぅ」


「やだね」


「じゃぁもぅいい」

「そう?」




「ぅー」

「したくないの?」

「そりゃ、したいけどさ」


「俺も、キスしたいよ」

「い、いきなりそういう事言うなってば」


「お前に触れたい」


「心臓に悪いからっ」


「なんでさ、思った事言ったまでだし」

「なんなんだこいつは」



「んー、兄貴兼恋人」

「そうだね、兄貴け…」



「…顔、なんか赤いぞ」

「っうるせぇ」

「なんか、可愛いな」


「可愛くねーし、っつか頭撫でんな」


「めちゃめちゃ、可愛がりたくなった」

「…俺だって可愛がりたいし」


「いやいや、そういうのはやっぱり弟の役目だろ」


「ここここいびとだったら関係ねーし」


「じゃあ、俺の恋人さん。どっちからすんの?」


「うっ……。はぁ…。わかった、じゃぁイス座って」

「はいはい」





[*戻る][進む#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!