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「永遠の命なんていらないから、人間にして下さい……」



天使は自分の尽きることのない命の代わりに、人間になることを望みました



「いいのか?」


「はい」



命の大切さは よく知っている

あの人間に教えてもらった



だけど やっぱり永遠なんていらない
そう、思うんだ…




「今後このようなことが起きないように天使は人間たちの世界に行けないようにする。 そうしたらお前の仲間たちにも会えなくなるが、…本当にいいんだな?」



「……は…い」



仲間と会えなくなるのは、寂しい…



「人間になったらもう後戻りはできないぞ?」


「…ええ」




それでも天使は人間になることを望みました



神様は諦めたかのように頷くと、天使に目を瞑るように言いました



言われた通りにすると、背中辺りがじんわりと痛みました



遠くで仲間たちの声が聞こえて、目を開こうとした瞬間に辺りが真っ白になり 天使はそのまま意識を失いました





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あきゅろす。
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