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Faker
〃慧Side
慧Side




俺だけ男子校なんて、行く訳ないだろ?

って意味で笑いながら小春を見ると髪の毛を切られる瞬間だった


微妙に睨まれたけど……




「ってか爺ちゃん? なんで今更 零桜なんだ?」



「んむ、あそこにはな…ワシの古くからの友人がおってな……」



爺ちゃんの話は長かった……


要約すると昔の友人がそこの理事長を勤めてて、俺達が産まれる前に その零桜へ行かせるように約束してたらしい

けど男子校だとは知らずに、約束してしまったので、孫のことは黙ってたのに、最近になってバレたから仕方なく………


みたいな感じか?


俺だけならまだしも、小春まで行かせるとは………



でも、ヤクザの契は絶対だからな

約束を破ったら殺されるって聞くし?




因みに高校のクラスは上からS、A、B、C、D、E、Fの七つもある
因みにSクラスは学年トップ10までしか入ることはできなく、他のクラスは30〜40人前後らしい

この前 受験したとこよりも少しレベルが高いらしい



「ってか俺も小春も零桜なんて受けてないけど……」



「んー? 心配いらん。 入学式の前日に荷物を持って高校へ行くじゃろ? その後で理事長室へ行って試験を受けなさい」



…………はっきり言って、アバウトだな




「もしその試験に落ちたら?」


「その時はワシはもう生きてはいないだろう……」



殺されるってことなのかっ!?



「分かったよ。 絶対受かるから……」


「まぁお前達の頭なら大丈夫じゃろて!」



なんか不安になってきた……
ただでさえ男子校なんてムサいとこ行きたくないのに……






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