不思議の国のアリス
空気の読めない猫
そんな気まずい瞬間に、またも救いの手がやって来た
「アリスー!」
そう言いながら、椅子に座っている私に後ろから抱き付く人物
もとい、チェシャ猫
「結構 探したんだぜ?」
そう言いながらすりすりと顔を寄せてくるチェシャ猫
本当…猫は癒される
「ごめ……「退け、糞猫」
謝ろうとした私を遮り、白兎がチェシャ猫に言った
「お前こそ、なにアリスと仲良くお茶飲んでんだよっ!」
いやいや
(何事もないかの様にお茶を飲んでる)帽子屋も眠り鼠(寝てるけど)もいるから
「馬鹿猫には関係ないけど?」
私は黙っておこう
そう思いまたケーキを食べ始める
「あっ、アリス! 俺にもケーキ頂戴♪」
チェシャ猫があ〜んと口を開ける
詰り、食べさせてwwということだろう
やばい、この甘えん坊は可愛過ぎる!
私より少し背が高くて格好いい筈なのに可愛なんて………
迷うこと無くチェシャ猫にケーキを食べさせてあげようとすると、チェシャ猫と私の顔の間を銀色に光るものが通り過ぎていった
「「…………!?」」
「チッ……」
血の気が引くって こんな状態のことを表してるんだろうね………うん
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