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不思議の国のアリス

帽子屋に抱き付いていると、何処かから痛い視線が飛んでくる


犯人は間違いなく白兎


なんで分かるかって?
そりゃあもうバッチリ目と目が合ってるんだもん
(チラッと見ちゃったんだから仕方ない)



慌てて目を逸らし帽子屋から離れると、白兎がニヤッと笑った


………あの子コワーイ





白兎のことを気にしながら、私もソロソロと席につく



帽子屋は私の行動を見て意味を察したみたいにクスクスと笑っていた

ほんと、格好いいなぁ………



「あー、帽子屋? 私 紅茶飲みたいなぁ」


「ははっ、ちょっと待ってろよ」


そう言って帽子屋はテーブルに置いてあった いかにもアンティークですよ!みたいなポットとティーカップを手にとった



「あぁ、そうだ。 今日は何にする?」



「んー、…アップルティーがいい。 砂糖は……無しでいいや」




「了解。」



確か紅茶って砂糖は絶対入れちゃ行けないんだっけ
美味しさが減るって帽子屋が言ってたかも


紅茶の美味しい淹れ方は、あらかじめ温めておいたポットに茶葉を入れ、沸騰したばかりの熱いお湯を注ぐ
少し蒸らしてから、ポットをよくゆすりティーカップの方へ移す


英国では一般常識だから、覚えておいて損はないよ☆





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あきゅろす。
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