幻想詩編
処女の遊戯
不実の契り
如実に語り手
操を汚す
吹き荒ぶ 嵐の中に
荒々しくも心地好く
其の
激しい愛撫に心も濡らす
輪廻の先に手
血の契り
涙は赤く 汚された
其は 永遠なり
波は 高く
此処にて 終焉
矢は
銀に張り
人に立つ
狂り 狂り と
波間に揺れる
私は
全てを望まない
此処に在る 全てを､と
世に 否定された女神
血は交じり
黒く澱む
人の為に流した血は
人により 汚される
此処に在り手
それは 無我
私では 無い
愛に啼き 引き摺り 出して
熱い流れを ひたすする
鋼の布に飽和して
其処に在る意味を知る
私は 此処に
此処に 居るよ
どうか 私を掴んで
離さないで
お願い､ね
狂る 枢 くるる
まわ 回る 廻､る？
くるくる
世界が
遊べ
狂って 遊べ
狂い 泣け 咲け
淡い雪に包まれて
私は目を醒ます
降り頻る星に
そうと 息をかける
僅かに揺れ
幼き星は 瞼を上げる
其処に在る物
その意味を 知った
はじめまして
此処に在る 奇蹟
きっとソレは
幸せである
はじめまして
ありがとう
ふふふ....
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