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幻想詩編

我 白蓮の妙なるを知り

くだつ世の 怒りを覚えず

幾十の女 彼の怨み

六道にて 果たされず

六根 六塵の総和を知る

すると 不思議



すらすらと 白道

手に余剰 命の重み

資格 なくして

尚 欲す

笑顔で 棄てる

軽いかな 命



六道において

六で無し

霧に摘まれ 転ぶ

嗚呼 足が無い

彼方に 貴方を 想ふ

不幸せ



大きな夢 独り旅

此処に在れば こそ

誰が為に 呼んだのか

想い出 遊び

枕辺 涙に染め 身を浮かす

吐息の音 風に消えた


九つ 三つ 欠けて尚

それでも良ければ

私は 貴方に

きぃらきら 光る雪

捕まえて 溶けた

貴方の様な気がして

息が 出来なくなった

私 幸せ



偽りの夜に 在ればこそ

朧な光に 貴方を覚える

冷めやらぬ 吐息

貴方を溶かす

嗚呼

手を

握り返して下さい

想いは 木霊



我 六道にて絶魂の奇を知る

謀らず世は静かに廻り

白道にて 二度交わる

絶天 流地 嘗てを知り

杖を折り 道を築く

されば 不思議か


誰が知る







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あきゅろす。
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