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何か?
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『…ん、いいよ』


そんなこと考えてたから、返事がワンテンポ遅れたけど、特に気にしなかった。

というより、不安が大きすぎて考えてられなかった。






「…うん、それでね?…この前の話なんだけど……」

そこまで言って、顔を一回伏せるサチ。



メール見たときからずっとどくどくいってた心音が、一際大きくなった。


『…うん』



心臓がうるさい。

この心音のせいで、サチの言葉が聞こえなかったらどうしてくれる。

ばか!俺の心臓ばか!!

頭ん中で心臓を叱咤していた。













「今更だけど、…私でいい?」



だからか、サチの言葉が一発で理解出来なかった。


『はい?』




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あきゅろす。
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