俺とお前と馬鹿とetc(仮)
お助け
………
コイツもう、どうしたらいいのよ。
「…俺、帰りたいんだけど」
「じゃあ一緒に帰ろうぜ!」
サッと自分の机にあった鞄を持ち、さあ行こう!な感じの蜜。
「嫌。」
お前と一緒とか絶対疲れる。
すでにこんなに疲れてる。
いやコイツに憑かれてる?
「何でだよ冷てぇな!い―じゃんっ」
「方向が違う。」
知らないけど。知りたくもないけど。
「え―…。ああ、そうか。
樹んちってあのコンビニの方向?」
「そうだけど」
指の方を見て頷くと、途端に目を輝かせる蜜。
……しくったようだ。
「か―えれ―んじゃ〜ん!」
ああ俺とことん運悪いみたいだ。
深いため息をついた瞬間。
I'll be〜♪
俺の携帯が大きく鳴った。
この着信……。
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