俺とお前と馬鹿とetc(仮)
再び接触
今日は授業が無いから、寝れたのは入学式だけだった。
それだけで気が立つのに。
「なあなあっ!」
ニコニコ―っと笑顔全開のコイツ。
目の前の席の佐々谷蜜である。
…うざっ。
下を向き、視界から出して、自分の鞄をあさる。
あ―、財布忘れた。
帰りにどっか寄って昼済まそうと思ってたんだけど。
「無視すんなよ樹っ」
誰だてめぇは。
知り合いか。
会話も(ほぼ)しないで下の名前で呼び捨てって。
「なあなっ、俺んことは蜜でいいぜっ
樹だけは特別に許す!」
嬉しくねぇ。
でも嬉しそうな佐々谷。
俺は一言も返してないのだが。
てかコイツ何か原因不明に怒ってたよな?
何だこの変わりよう。
意味わかんね。
あ―いい加減本格的にうぜえ。
「…佐々谷は俺に何か用か?」
すると、佐々谷は急に静かになった。
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